【理事コメント】海外の仮想通貨取り扱い情報(英国)について

ホームページ等で英国が仮想通貨を現金と同等物と認めたとの記事が掲載されていますが、内容について補足させて頂きます。

一つは、英国ギャンブル委員会より7月に業者の新ライセンスが公表されており、その中に支払い手段の現金同等物として電子通貨が挙げられています。
これまでのライセンス文書には無い記載であり、この新ライセンス文書は10月から適用の予定となっています。
UK Gambling Commission – Licence conditions and codes of practice (LCCP)>

もう一つは、同委員会から8月11日に協議文書が出され、その中で仮想通貨を支払い手段として使えるかどうか(委員会としては使用可能との立場ですが)、利用者保護の観点から関係先に照会(期限9月末)をしています。
回答を受けて、遅くとも年内には使用の可否について公式発表される予定です。
UK Gambling Commission – Virtual currencies, eSports and social gaming – discussion paper

従いまして、現段階では”英国で現金同等物と認定された”と即断はできない状況です。

平成28年8月25日 理事 畠山久志